ルックスだけで無く細部まで完璧なクローンです。
ネック
厚いヘッドに68年特有の太いUシェイプネック。
しかしハイフレットに行くと太さは気にならないシェイプです。
もちろん貼りメイプルです。
ネックは板目ですが指板面は柾目と異なる木取りを張り合わせる事によって高い剛性を持っています。
ペグは60年代オリジナルのF-keyです。
ボディ
アルダーボディ
太いネックですが総重量約3.4kgとバランスの良いボディです。
深めのコンターにボディ外周は丸すぎない68年のボディシェイプを忠実に再現しています。
サーキット
PUはPeter Floranceという工房のカスタムメイドのグレイボビン
ポットは66年のスタックポール250K 3個です。
フェンダーは66年に量産に入りますが、一時供給過多になりパーツが余ってしまいます。
67年・68年は生産を抑えますのでこの年代のオリジナルストラトは非常に数が少ないのですが67年68年のオリジナルストラトにも66年のポットが使用されています。
ビンテージのスタックポールは不思議とハイパスが全く必要無く、ボリュームを絞ってもハイが落ちません。スムーズかつ自然にボリュームが下がってくれます。サウンドは完璧だと思います。
コンデンサーも1960年代のサークルD 0.05uF50V
ピックガードは一見すると3プライですが一番下の層はパールになっている点もオリジナルを忠実に再現されています。
またやや緑かかったポットのノブもリアルに再現されています。
肝心のサウンドも素晴らしく、メイプルネック特有のキラキラとした倍音がありながら、太く艶ややかで嫌が高域が出ていません。
ルックスだけで無く、細部まで徹底してこだわる事によって生み出されるサウンドだと思います。
正直ここまでこだわって作られたクローンは見た事がありません。
ビンテージパーツを採用したギターの量産は不可能ですので1点物となります。
60年代後半のストラトは8~9割がローズ指板でオリジナルの貼りメイプルで特に人気のある黒でしたら200万オーバーは当たり前で300万近い値が付いている物もあります。
オリジナルに忠実にありながらネックコンディションは新品同様ですので、実践的かつビンテージサウンドというギターは他には無いと思います。